施工事例特別編[安城市Y邸/過去と未来をつなぐ家]
Concept[コンセプト]
今回、関わらさせていただいたY邸は、旧家屋を解体し新築するという内容でした。
解体前・解体中、現場に足を運び目にしたものは、先人たちが造り上げた仕事の痕跡と何十年と家屋を支え続けてきた立派な材木たちでした。
そこで、我々が提案させていただいたことは「新しいものに全て変えてしまうのではなく、使えるものはリユースしてはどうか?」という提案でした。
新築した家にも、旧家屋の気配や温度が残る。
そんな提案を、施主様は快く受け入れてくださり、今回の物件の施工を無事に終えることができました。
そんな「過去と未来をつなぐ家」をもし新築を検討している方がみえましたら、ご参考にしていただければ幸いです。
Appearance[外観]
立体的な平屋造り
平屋造りと言われると軒並み想像されるシルエットは「フラット」であることが多いのですが、今回手がけた家はそんなシルエットとは離隔した、それでいて、日本家屋の趣を残すデザインを目指しました。
正面から見える屋根は奥と段差を作ることにより二階建造りのような不思議な表情を見せ、また、サイドから見た外観は奥へ行くほどに屋根が高く伸びていく立体的な造りとなっています。
Entrance[玄関・ホール]
漆喰をベースに落ち着いたモノトーンの色合いでまとめられた外構から訪れる玄関ホール。
扉を開けて中に入ると、こだわり抜いた木の風合いと前面の大貼ガラス窓が空間演出をする和の趣のあるエントランスがお出迎えです。
和の雰囲気の中にも、間接照明に効果的に彩られるモダンさを兼ね備えた空間にいたしました。
Japanese-style room[和室]
過去と未来を繋げる[No.01]
旧家屋で使われていた引き戸をリユースし、現代建築と融合させました(写真右下)。
長年使われていた引き戸の色合いに合わせる現在の匠の技が生きる造作となっています。
また、和室からつづく廊下への導線にはガラス張りの中庭越しにリビング空間が見て取れる空間演出も。
Living & Dining[リビング/ダイニング]
過去と未来を繋げる[No.02]
旧家屋で使われていた梁をリユースし、リビングのアクセントとして生まれ変わらせました。
また中二階へとつづく階段板も旧家屋で使われていたものを化粧直ししたものとなっております。
照明の演出と木のぬくもりが育む落ち着いたリビング
照明をスポットと関節で演出することにより、視覚的に落ち着いた空間を演出しました。
また、リユースされた梁を始め、一枚杉のダイニングテーブルなど随所に用いられた木材は経年と共に風合いを増し、いつまでも落ち着いた空間となるリビングを実現しました。
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